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けものみち

生活

2016.11.23

けものみち

 

11月はこれで3回目の徒歩出勤である。もちろん平日というわけにはいかないので日曜日。

自宅から医院まではおよそ10~12キロ。コースによって違う。

天気は晴れ。気温はこの時期にしては暖かく、むしろ歩くには暑いくらいだが風邪をひいてはつまらないのでパタゴニアの防寒用プルオーバーを着用。準備万端。

いつも同じ道では飽きるから今日はgoogle mapに任せて歩いてみよう。

などと思ったのが間違いであったような、素晴らしい経験であったような。

少し周囲が明るくなった朝6時過ぎに自宅を出発。伊那中央病院を通過し春日街道をひたすら歩く。かつてはここで足の指に出血したこともあったっけ。病院の救急外来が目の前だけどこんなことで日ごろ忙しい救急医を患わせてはいけないと、持っていたティッシュペーパーで応急処置をして歩いたのが懐かしい。

 
 
 

今年7月途中で出血

このくらいのけがは芦澤整形へ

 

 

病院を右に見ながら余裕で4キロ地点を通過。少し汗ばむくらい暖かい。日差しがまぶしい。

しばらく春日街道を歩いた後、googleの誘導に沿って右の脇道に入る。初めてのルート。ここを歩いたことはない。右に赤ずきんちゃんが住んでいるような素敵なおうちがある。ここらから霧が深い。前にも後ろにもひとっこひとり見当たらない。ほんとにこの道でいいの?と「世界のGoogle」を疑いたくなる。

 

素敵なおうちが

でも、前も

後ろも誰もいない
 

どなたの足跡ですか~

そのうち道は舗装道路ですらなくなる。昨日の雨で草は濡れていて、たちまち靴はぐっしょり。ふと、道に人ではないものの足跡を発見。犬?。それにしてはご主人さまの靴跡がない。野良犬?狼?。赤ずきんちゃんを狙っている?おいおいここで襲われても誰も助けてくれない。狼に勝てる?勝ったら狼って旨い?狼鍋? でも狼って日本では絶滅したんじゃ、とかなんとか考えているうちに道は道でなくなりまじで身の危険を感じるような状況になってゆく。

 

 

 

ここを進めってか

もはや道ではない
 

ここで松茸でも発見できれば多少気持ちも明るくなるのだろうけど、心情的には毒キノコが周囲を埋め尽くしているような幻覚が見えそうなシチュエーション。

 

怖いし

道じゃないし

 

 

 

 

Google mapは負けず嫌いなのか依然としてこのルートが正しいと主張している。おいこら、google開発者も一緒に歩いてみろ。ビビるから。Googleはあと20分で医院に到着と表示しているけど信じられない。

 

などとぼやきまくっていると林から抜け視界が開け唐突に舗装道路と民家が出現。突然タイムスリップから抜け出したよう。で、抜け出したそこは確かに医院のすぐ近く。「世界のGoogle」を疑ってごめんなさい。それにしても医院のすぐ近くにこんなところがあるなんて。さすが長野県。よい経験になりました。最後に南宮神社に手を合わせ、あとから軽トラで追っかけてきた妻と合流。記念写真撮ってもらいました。

 

唐突に人里

神様仏様南宮神社さま

ここきれい
 

医院到着

記念に一枚

現在本日参加者の56位でした。

 

院長抜歯をうける

生活

2016.11.20

院長抜歯をうける

 

私は、学生の頃交通事故にあい前歯が数本抜けてしまったのですが、手術で抜けた歯を植えなおし、歯並びがわるいものの何とかものを嚙むには支障がなかったわけです。

ところが今年になり、前歯問題とは別に左の奥歯のかみ合わせが悪くなり35年ぶりに歯医者さんを受診しました。

職員にどこの歯医者さんに行けばいいのかアドバイスをもらい伊那市の鈴木歯科さんにご厄介になりました。

 

何せ35年ぶり、歯医者さんってどういうところだっけ。保険証を握りしめて鈴木歯科に到着し車から降りると歯を削る例の音が駐車場まで鳴り響いている~。帰ろっかな~。今度にしようかな~。っと思ったですが、気を取り直して受付へ。受付を済ませて待合室に座っていると患者さんは大勢いるのにうまいこと次々に治療を終えて皆さんが帰ってゆく。よどみない感じで診療が進行している感じ。これは当院も見習わねばならないなと思っていると自分の名前を呼ばれて治療室へ。先生は大変優しい方で手早く噛み合わせの悪い奥歯を削り修正してあっという間に治療終了。と思ったらここからが様々な事件の始まりでありました。

まず、歯石。35年間の積もり積もった歯石が化石のように歯の裏にびっしりなのだそうで、先生は「見事です」「頑固です」「すごいな」を連発。ここから歯石とりの始まり始まり。やさしい歯科衛生士さんが必死に削ること2時間!。夜8時近くいったん終了。私は口を開けているだけだから楽ちんだけど衛生士さんは手が腱鞘炎になるんじゃあるまいか。ご苦労様でした。

別の日再度歯石取り。今度はちょっとクールな方がこれまた2時間。前回よりもかなり思い切りがよくガシガシ削ってゆく。当方毎日睡眠不足で眠いので自然にうとうとして口が閉じてくる。するとやんわりと声をかけられ口をあく。人が必死に歯石を削っているというのに、なんという不良患者と思われたに違いないが、ごめんなさい。眠いのです。

しかし、そうした皆様の努力でモンスター歯石はついに一掃され歯の裏はつるつる、すっきり。と思ったら。次は前歯。事故で手術した前歯のうちの1本が根本で感染を起こしていることを先生が鋭く発見。レントゲンで確かにその歯の根元と顎の骨の間に隙間ができている。こりゃ大変だ。どうするんかな、と案じているとその歯の裏に小さな穴を空け抗生物質を詰め込むのだそうな。今度は痛そうだな~と覚悟しているとこれが全く痛くない。ドリルで前歯の裏に穴を空けペースト状の抗生物質をぐいぐい穴から押し込み、うまく入っているかレントゲンを撮りいっちょ上がり。お見事です。きれいにペーストが入っている。3か月後レントゲンを撮り歯と顎の骨の隙間がなくなってきていることを確認して一件落着。

 

ちょっとペースト漏れ出てきました

 

 

 とおもったら今度は右の親知らずがおかしなことになっていることをまたまた発見され、「これは抜歯ですねー。」ですと。ま、そうですね。以前から奥歯の様子が変だと思ってました。ええ、はい。やっぱりそーですか。歯医者=抜歯。ここに来た時から覚悟はできてました。思い切りやってください。逃げも隠れもいたしません。

 

赤丸印がターゲット

 

と、いうわけで抜歯です。最後に抜歯を受けたのは半世紀ほど前のことでほとんどの歯医者さんはまだ生まれていない頃。その当時の惨状を知っている私としては少々ビビっても仕方のないこと。

 

抜いてもらった親知らず

 そして、当日。診察台に寝かされて、まずは麻酔。なんとこれが痛くない。あれっと拍子抜けの私にその5分後。抜けましたよ。ですって。最近の抜歯は半世紀前とは違いうのね。何の苦痛もありませんでした。これが本当に親知らずの抜歯なのかと驚くばかり。先生曰く、「抜きやすい親知らずだったからね。」ですと。謙虚やー。

 


ともあれ、ついに歯のトラブルから解放されたはず。と、思いたいんだけど、最近また別のところがまた痛いのよね。どうなることやら。。。

 

 

片岡鶴太郎講演会 唐木さち・美の世界

生活

2016.09.25

片岡鶴太郎講演会 唐木さち・美の世界

伊那市の芸術大使である片岡鶴太郎氏と花人の唐木さちさんの講演会が2016.9.22伊那市創造館にて行われました。唐木先生とは個人的に面識があり、鶴太郎氏の芸術は以前から心惹かれるものがあったので夫婦でのこのこ出かけてみました。

 

伊那市創造館 あいにくの雨

 

 

会場入り口には、唐木先生の見事な生花(撮影禁止)がいくつも飾られていてそりゃもう美しい。減るもんじゃなし撮影OKにして欲しい。ただ生花は絵とは違いはかない芸術。保存できない刹那の美しさを感じるもの。写真に撮らず、今を記憶にとどめよ、ということなんだろうな、と思い心のシャッターをパチリ。

先生は、きれいな和服姿で来客とご歓談中。お弟子さんたちも和服姿で勢ぞろい。皆さんおきれいです。

一方、鶴太郎氏は9月21日水曜日に伊那に入り、白鳥現市長、小坂前市長とともに山で松茸を採ったり、地蜂を追いかけたりしてそれはもう子供のように楽しんだそうです。当然控室にいるらしく、会場には見当たらない。開演まで、妻とパイプ椅子に座って待つことにした。

 

開演前の様子

小坂前市長、奥は唐木先生

 

 

鶴太郎氏の講演は、10時に始まり1時間半。ひょっこりあらわれた生の鶴ちゃんが軽妙なトークでご挨拶のあと、みんなの目の前で絵を書いてくれました。唐木先生が用意した秋の実りの中からアケビと栗をチョイスして色紙に左手で書いてゆくのです。みんな日頃鶴ちゃんがどんなふうに絵を書いているのか興味しんしん。会場からはふーん、あー、なるほどー、など嘆息が漏れる。妻が「鶴ちゃん左手で書いてる」と私をつんつんつつく。確かに左手で書いているが、整形外科医の私には氏の所作から左利きではないことがわかる。右利きなのに、左手で書くのには何か芸術的な意味があるのだと思うけれど、整形外科医の私にはそこのところは全くわからない。などと観察しているうちに色紙が完成。わずか45分ほどでデッサン、墨入れ、彩色が終了。遠くて作品がどんなかの詳細はわからない。近くで見たいがどうにもならない。すると。鶴ちゃんおよび作品の撮影は禁止であったが、「どうぞ、あとで写真撮ってください」と本人自らの許可がでて講演終了後撮影会になりました。短時間で描いたとは思えないほどあじのある作品です。こんなの医院の待合室に欲しいです。

会場内には白鳥市長のお父様が釣った岩魚を氏が描いた作品も展示してありこちらもパチリ。お父様は岩魚釣の名人で、岐阜まで渓流釣りに行くそうです。私も何度かお父様にいただきましたが、それはもう立派。30センチ越え。サンマよりでかい。グリルに入らない。今回絵にしてもらって釣られた岩魚も本望でしょう。


画面置くに鶴ちゃんが座った

こちらが今回の作品

 

 

今回は、久しぶりにいろんな方と仕事以外でお会いして大変有意義でした。いつも診察室に引きこもっていないで人の話を聞きに出かけなければならないなぁとしみじみ思いました。

 

 

白鳥翁が釣った岩魚が絵になったの図

 

 

小嶋伸・サチコの猫展

生活

2016.06.20

小嶋伸・サチコの猫展

 

どちらかというと、なんて生ぬるい姿勢ではなく圧倒的に私は犬派です。

ところが、医院や自宅にある置物、コートかけ、写真、本などはすべて猫モチーフです。

どうしてこんなことになっているのかよくわからないのですが、私は断固犬派です。

犬関係のものは何一つ所有していませんが、とにかく犬派です。

そんな私はこの5月、行きつけの産直市場「グリーンファーム」に花の苗を買いに行き、レジの傍らにひっそりと、あえて誰にも気づかれないようにそっとおいてあった「猫展」のちらしを見て“ぴくーん”と反応してしまい吸い寄せられるように、これまた誰にもわからないようにひっそりと営業している「何屋さん」なのか説明のむつかしいなじみの「草の音」に赴いたのです。「猫展」は不思議なお店「草の音」で行われていました。

 
 

 

 
 

「猫展」の意味するところすらわかっていなかった私ですが、そこにはかなりディープな猫ワールドが広がっておりました。

私は犬派なのでかなりあっさりとした性格なのですが(わかっています、異論もあると思います、鼻も悪いし)、その場所には「あっさり」とはかけ離れた、猫派独特の怨念めいた匂いが立ち込め、暗く陰湿な建物の雰囲気も相まって普通の人なら、踵(きびす)を返して引き返すような、触れてはならない闇が広がっていました。

しかし、一歩その中に足を踏み出した瞬間、その闇に私は強く惹かれてしまったのでした。

だって、もうそこらじゅうかわいい猫たちが満ち溢れているのです。

猫の時計、猫の置物、猫のバック、猫のリュックなどなど。

作家のお名前は小嶋伸さんと奥様のサチコさん。ご主人が木で猫を造形し、奥様は革で猫を表現するのですが、ご主人が好きなものを好きなように作るファンタジーの世界であるのに対し、奥様は革の猫バックやリュックなど実用品の制作であるのが対照的です。

目移りするほどかわいいものばかりなのですが、写真撮影が禁止されていたため会場の様子をご紹介できないのが残念ですが、作品を購入するということでかろうじて一枚ご主人と記念写真を撮らせていただきました。芸術家っぽいお顔をされていらっしゃいます。隣で疲れた顔の私が哀れです。

 
 

オシャレな方が小嶋さん

猫バス

 

 
 

購入した作品は医院に飾ってありますので、来院された際には探してみてください。

写真が撮れなかったので、奥様の革製品を紹介できなくて残念。

 
 

 

 

医院にはもう一点飾ってあります。

珍客

生活

2016.05.15

珍客

 


スズメ in 薪ストーブ

とあるよく晴れた朝。

昨シーズンの役目を終えて部屋の片隅に静かにたたずむ薪ストーブ。

カーテンを開けて朝日が部屋に差し込みストーブのガラスをまぶしく照らし出す。

いつもと変わらぬ朝。

と、思ったら。

 

スズメが中でばたばたしている!煙突から侵入したらしい。いや、これは、スズメ。ストーブの中に何やらうごめく影が、、、こびと?そんなわけない。

去年も同じようなことがあったっけ。

去年のスズメは、そーっと捕まえて外に逃がしてやったのに、ベランダから部屋にもどってきたらすでにそいつはストーブの中にカムバックしてました。何考えているんでしょう。

今年のスズメも娘の運動靴をかぶせて捕獲しそっとベランダへ。

ところが逃げない。頭でも打っているのかぼーっとしている。

普通ならここで頭部MRI撮影なんだけど、保険証がないのでお名前が確認できない。家族にも連絡がつかない。だからMRI同意書にサインしてもらえない。

困った。出勤の時間が迫っている。


アップに耐えるやつ

 右に回り込ませる文章が入ります。と、その瞬間やっと飛ぶ気になったのか翼をばたばたさせ始めた。

良かった。猫に捕まらないでね。煙突には近づかないでね。と、よく生活指導をしてさよならしました。バイバイ。

その後ストーブの中は静かです。

農道のポルシェ

生活

2016.04.17

農道のポルシェ スバル サンバー

 

医院での不用品運搬や、医院の庭の肥料や苗の運搬に一般車両は不向きなので軽トラを購入しました。これで除雪用ダンプのコタローとでツートップになったです。


スバル サンバー

イセキ コタロー

これまでは、通勤用LEXUSで堆肥を運んでいたんだけどディーラーさんが「間違った使い方ですね」とおっしゃるので今回の購入になったわけです。

しかし、ヘビーユーザーではないので12年前の中古を買ってみました。オートマでスバルが作ったサンバー。これを車に異常に詳しい当院職員夫婦がチューンナップしてくれました。

12年前の中古でしかもオートマと侮ってはいけない。現在生産されているサンバーは、ダイハツが作ったものをスバルが売っているもので中身はハイゼット。しかし12年前はスバルが自分で作っていて世界でも珍しいエンジン後ろ置き、後輪駆動(必要に応じて4輪駆動)というRR車なのです。すなわちポルシェと同じレイアウト。そこで「農道のポルシェ」と当時は呼ばれていたらしい。軽トラファン垂涎の名車なのである。


荷台の下にエンジンが!

140キロの表示と電話用マイク(中央)

もちろん軽なので、いくらメーターは140キロまで表示があっても上り坂ではべた踏みでも50キロしか出ない。もちろん法的にはこれで十分なんだけど後ろにぴったり乗用車につかれると少々情けない気持ちになる。その代わり前に自分より遅い車がいても優しい気持ちで後をついて行ける。車に乗っていてこんなにも穏やかな気持ちでゆっくり走れるのは軽トラならではのこと。いやー買って良かった。これで私も名実ともに田舎のひと。

しかも、すれ違う軽トラのおっちゃんがこっちをよくのぞき込む。知り合いが運転しているかもしれないと確認しているのね。知り合いだとわかると片手をあげて「よっ」とか言いながら挨拶するのだとおもう。いやーいいねー。(勝手な妄想だけど)


不釣り合いなオーディオ

今までは雪の日の運転が怖かったけど、こいつは4WDになるので雪の日はこれで出勤すれば大丈夫。少々傷がついても気にならない。いやー安心安心。

さらに、職員夫婦のチューンナップにより、軽トラに全くそぐわない豪華オーディオつき。ブルートゥース搭載でiPhoneと接続可能。ハンズフリーフォン装備。リモートスタート。よくわからない装置。など突っ込みどころ満載。

竹ぼうきを後ろに立てかけて、犬を荷台におけば絵にかいたような畑のおじさんになれる特典付き。

用もないのにお出かけしたくなるスバル サンバー。一家に一台。

 

ダイエット頑張ろう

生活

2016.03.21

ダイエット頑張ろう

 

膝や腰が痛くて太っている方はやせた方がよい。負担が少ない方が痛みは少ないのが理屈ってもの。でも、わかっちゃいるけどやせられない。それが普通っていえば普通。理屈で分かっただけでやせられるんならカーヴスやライザップはいらない。

そこで芦澤は言う。運動しましょう、歩きましょう。おまんじゅう禁止です。あなた食べなくてもしばらく大丈夫です。私も痩せますから一緒に頑張りましょう。約束です。


2014年1月

そう、つい勢いで言っちゃった。私も痩せますだなんて言わなくても良かったのに。言っちゃった手前やせないわけにいかなくなった。

しかし、この引っ込みがつかなくなるっていうのが痩せるのにすごく良いみたいで、それからじわじわ頑張りました。ええ頑張りました。食べたいものも食べずにこつこつと。

そもそも体重は入ってくる量と出てゆく量の差できまる。

出て行く量より入ってくる量が多ければ太るだけのこと。そして入ってくるのはあなたの口からだけ。そう、食べ過ぎなのね。


2015年7月

一方出てゆくものはいっぱいある。あれとあれのほかに、汗、呼気中の水分、体温など。細かいことを言えば爪、髪の毛、涙、痰、垢、ふけなどあるけど大した重さにはならない。出てゆくものの中の「体温」は重くないから言い方がまずかったけど簡単に言うとエネルギー。人の体は体温を保ち、手足や心臓を動かし、呼吸をしたりするのに多量のエネルギーを必要としている。このエネルギーは体の糖分や脂肪を分解して作られているからエネルギーを使うと当然体重が減る。運動すると体重が減るのは汗やエネルギーが出て行くからなのね。

そこで、外来でよくやり取りされる会話が思い出される。

「私水飲んでも太るんです。」「私本当に食べなくっても太るんです。」


2016年3月

いや~ないない。

生きてるだけで出てゆくものがいっぱいあるのに、食い物が入ってこなかったら体は赤字になって体重は絶対減ってゆく。だから3日くらい雪山で遭難したのに体重が増えましたなんて人はいない。そりゃそうでしょ。

「食べてないのに太る」っていうのは、実は相当食べているのに自覚がないということでこれは重症。ダイエットはまず自覚することから始まる。食べすぎていることを自覚しなければ痩せられない。なぜか運動不足は皆さんとても自覚していているのに食べ過ぎは自覚しにくいみたい。

当院では運動してもらったり、運動や食事を指導したりすることはできるけど、実際に食事量をコントロールするのは家庭で自分がするしかない。私がダイエットしたからといってあなたの体重が減るわけじゃない。あなたが自分でするしかない。

そう、あれから40年。スマートだったあのころ、膝の痛みとは無縁だったあのころ、もてまくっていたあの頃を取り戻すためもう一度がんばってみませんか。

今日から、そして明日も明後日も頑張ろう。

初めての野菜作り

生活

2015.12.13


チンゲン菜

外来には農家の方が多い。

農家でなくても家で野菜を作っている方が多い。

だから秋になると玉ねぎ植えて膝が痛くなったり、大根ぬいて腰が痛くなったりする「玉ねぎ病」や「大根病」の方がいっぱいだ。

お話を伺っているうちに自分も植えてみようかなと思って今年はベランダの大きなプランターに、チンゲン菜、レタス、にんにく、玉ねぎ、白菜、キャベツ、ミツバを適当に植えてみた。人生初体験。

果たしてその結果は。

青虫との戦い。


リーフレタス

奴らはテロリスト。みんな食べちゃう。

奴らには奴らの正義があるのだが、こちらにはこちらの正義がある。

そもそも私が食べるために植えたのであって、奴らが食べるために植えたのではない。

最初は小さかった白菜がむくむく大きくなる姿を見るのはわが子が育つようにいとおしい。

それを青虫ごときに食い荒らされるわけにはゆかない。

激闘の日々がここに火ぶたを切って落とされた。

村のおばあちゃんも、きっとこんな熱い思いで畑という戦場


こいつがハラペコあおむし

で戦っているのであろう。

熱くなる思いを胸に、青虫を探す。

奴らには弱点がある。

食べれば糞がでる。隠しようがない。

糞があれば奴らが近くにいる。私はハンター。

両者一歩も譲らぬ攻防の末、白菜は穴だらけになりつつも成長している。

レタスは最後まで美しい姿をキープし、私のお腹にすでに収まった。

奴らはレタスが嫌いなのかあまりレタスを食わない。好き嫌いはいかんなー。大きくなれないぞ。大きくなられては困るんだが、、

で、今年の収穫はチンゲン菜3株、レタス8株、カリフラワー2株、パセリ1株、白菜1株(3株ボツ)。

ダメになったのが、ミツバ、キャベツ(玉にならなかった)

成長中なのは、にんにくと玉ねぎ(玉ねぎは顔色が悪い)、パクチー

初めてにしては頑張りました。

青虫にはうんざりだけど、何もないところからニョキニョキ食い物が生えて来るのは素直に嬉しい。見た目は悪い出来栄えでも自分が作ったもを食べるのは感慨ひとしお。

田舎暮らしの特権。

来年は肥料をたっぷりあげてみよう。

3500人中17位

生活

2015.11.13

11月1日、日曜日、朝5時。日頃患者さんに歩け歩けと行っている手前自分も自宅から医院までたまに歩く。でも、今日はとても寒い。真っ暗でよく見えないけど地面には霜が降りている。車のフロントガラスも凍っている。気温はマイナス1度。足元もよく見えないなか出発。
とにかく歩いていると寒いので走る。走ると体は暖まってくるけど耳が冷えて痛い。指も凍えるようだ。しばらく走るが日頃運動していない50半ばの男はすぐ息が切れるのでまた歩く。歩くと薄っすらとかいた汗が冷えてきて体と腕が命の危険を覚えるほど寒い。気晴らしに夜空をスマホで撮影してみるけど凍える手ではブレまくって写真にならない。
もう諦めて帰ろうかなと思ったところでセブンイレブンに到着。神の助け。出発から約2キロ、20分ほど経過。店内が暖かくてほっとする。こんな時間でも自分以外にお客さんがいて弁当買っている。どこかに旅行にゆくのかな。私はホットレモンを買って一口。生き返るー。腹に温かい物が入りほんの少し体の体温が上がってくるのがわかる。気を取り直して再出発。でも誰も歩いていない。夏の頃は5時には結構歩いている人を見るんだけど。
スマホに付いている万歩計には現在このアプリ参加している人数と自分の順位が出る。
この時点で2500人中53位。こんな真っ暗な中2500人も歩いているんだとおもうと呆れるというか元気が出るというか。
スマホを取り出したついでに、写真を撮る。外灯があるので今度はなんとか撮影成功。いつも車で通っている坂道がなんだけどなんだか幻想的に見える。震える手でスマホをしまい再び歩く、歩く。
5時40分伊那中央病院通過。空がうっすら明るくなりその下に中病がどすんと鎮座ましましている。病室の明かりがまだ消えているなか救急部の明かりだけがやけに明るい。当直の先生方ご苦労さまです。
ここで犬と散歩している方に遭遇。暗くて男性ということ以外わからず。なにやら独り言を喋りながら後方30mくらいに接近してくる。急いで距離を保つ。お互いに怪しい奴と思っているに違いなし。
6時、かなり東の空が明るい。もうすぐ日の出だろうか。スマホで調べる。この辺りの本日の日の出は6時10分なのだそうだ。陽がさせば少しは暖かくなるだろうか。熱烈期待しつつ北へ北へとあるく。音楽を聞く気にも、依頼されている本日締め切りの原稿のことも、全く考える気にならない。とりとめもないことが頭をぐるぐる巡りながらただただ歩く。このストイックな状況結構わたし好きです。
この時点で万歩計スマホランキング3000人中35位。これだけ歩いているので流石にランキング上昇しています。素直に嬉しい。

さっき買ったホットレモンが冷めてしまったので、セブンで本日2回めのピットイン。ここは昨日新装開店の店。店内はこの時間にもかかわらずお客さんでいっぱい。ほー確かに以前より綺麗になっている。店長さんも朝から張り切ってます。
私は今度もホットレモン。気に入りました。ハイ。
しかし温まるのは良いけど、その後のリバウンドも強くしばらくすると余計に寒くなる。そして冷えてくると尿意を覚える。飲んでばかりだし。そこら辺でするわけにはゆかないので途端に落ち着かなくなる。急ぐ。急ぐと振動でこれがまたちょっと危険。
なんとか、サークルKにたどり着く。ホッと一息。
トイレだけお借りするわけにもゆかないので、ポケットティッシュを買う。家から持ってきたティッシュはすでにぐちゃぐちゃになっている。寒いんだもの。
サークルKの角を東に曲がると、お日様とこんにちは。これで少しは温かくなると期待していたのだけど、なんだか余計に寒い。ますます寒い。夜に冷えた道路の上を風がこっちに無かって吹いてくる。
道端の雑草も凍っている。ただだいぶ明るくなったので景色が眺められて嬉しい。
農家の方々が、朝の火焚を始めている。あちこちから白い煙が上がり上空の気流に流され南にたなびいている。できることならその火にあたらせてほしいけどはるか向こうだ。農家の方は日曜日なんて関係ない。いつものように朝のお仕事に精を出している。ご苦労さまです。
6時50分。ここからは下り坂に入る。ここら辺は豊かな方が多いようで、有名な外国の車をちらほら見かける。どの車も真っ白に凍っている。高級車を見ているうちに走りたくなりこのタイミングでラストスパート。不思議と走れるが、左の股関節が痛い。痛いのは気のせいだと医者らしくない説明を言い聞かせながら走る。
7時3分久保公民館通過。ペースが上がる。
この公民館は以前医院まで歩いた時に途中で雨に降られて雨宿りさせて頂いたことがある。あの時はお世話になりました。記念にパチリ。
下り坂をいっきり走破し、国道に出る。この時間だと車も結構増えている。その脇をゆっくりだけど走る走る。目標は南宮神社。そこまでたどり着けば医院はもうすぐ。向こうに鎮守の森が見える。なんだか元気になる。
そしてついに南宮神社到着。
太鼓の音がする。祭りの気配はない。
拝所の中に人影が。宮司さんかな。正座して太鼓を叩いていらっしゃる。
窓もなにもない。これは寒い。頭が下がります。
その5分後、7時17分無事医院到着。
朝日に照らされた医院はホッとします。
万歩計ランキングは3500人中17位。
いやはや我ながらよく頑張りました。