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肩関節周囲炎(五十肩)

部位:肩   

症状

片方または両側の肩の痛みを生じる疾患です。通常じっとしていれば通常痛みはありませんが、

肩を動かそうとすると痛みを生じます。

髪の毛の整容動作、ズボンを引き上げる、シートベルトを引っ張るなどの動作で強い痛みを感じます。

手のしびれを感じることもよくあります。

夜間に痛みを生じることがあり、特に痛む方の肩を下にすると痛みがつよくなります。

中年以降の方にみられ、特に女性に多い傾向があります。

原因と病態

三角筋の裏側にある肩峰下滑液包や肩関節そのものである肩関節包に炎症をおこすのがいわゆる五十肩です。

それ以外に、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着性腱板炎、腱板断裂(損傷)などに伴う炎症による痛みもひっくるめて肩関節周囲炎といいます。

同じ動作を繰り返すような肩の酷使により発生することが多いですが、全く誘因が見当たらない場合もあります。

診断

肩を拳上する動作で痛みがあり、夜間痛を伴っていればこの疾患を疑います。

当院では、まずレントゲンで骨そのものの異常や石灰の有無を確認しています。

次に超音波検査で腱板損傷の有無をチェックします。この時、レントゲンで石灰がみられなくても、超音波検査では細かい石灰がみられることは珍しくありません。

全体像の把握が必要な場合はを行っています。

紛らわしい疾患として、関節リウマチなどの膠原病があります。治りにくい場合には採血検査を受けた方がよいでしょう。

治療

肩が下になりむくむと痛みが強くなるので、夜間は状態をおこしたリクライニング状態で寝るとよいでしょう。痛い方の脇の下に大きなクッションを挟んで上肢全体がやや高くなるようにすると更に有効です。

強い痛みを伴う急性期には内服薬、注射による治療を行います。

慢性期には、消炎鎮痛剤に加え、キセノン光などによる物療を行います。肩関節が固くなっている場合(肩関節拘縮といいます)には、理学療法士による肩関節のストレッチ、温熱療法を積極的に行っています。

さらに、頑固な拘縮には麻酔をかけ痛くないようにしてから用手的に固くなっている靭帯を緩める徒手授動術を実施しています。