文字サイズ

疾患カテゴリー

初めて受信される方へ Youtube閲覧

診療カレンダー

各種疾患情報Disease infomation

頚椎偽痛風(Crowned dens syndrome)

部位:首   

症状

激しい首の周囲の痛みを生じる疾患です。

痛みの為首をほとんど動かすことができません。首から下の背部や腹部、下肢には症状がありません。

原因と病態

痛風は手足の末端部分に近い比較的小さな関節に尿酸という物質がたまって引き起こす関節炎ですが、偽痛風は比較的大きな関節にピロリン酸カルシウムがたまって生じる関節炎です。

このピロリン酸が頚椎の関節に沈着すると頚椎偽痛風となります。

第2頚椎歯突起周囲にピロリン酸がたまった場合をCrowned dens syndromeと呼びます。

頚椎偽痛風は比較的年配の女性の方に多く、比較的急激に生じ激しい痛みを生じます。痛みのためほとんど首を動かすことができず、発熱を伴います。手足のしびれ、痛みなどはありません。

診断

まれな疾患ではありませんので、激しく首が痛む場合はまずこの疾患を疑います。

診断は、採血で炎症反応が高いこと、MRIで化膿性脊椎炎が否定できることです。CTで歯突起周囲に石灰の沈着が確認できればCrowned dens syndromeは確定的です。

治療

治療は、消炎鎮痛剤、ステロイド投与です。激しい痛みの疾患の割には、比較的治療に良く反応し再発も少ない疾患です。

偽痛風は腰椎にも生じることがあり、こちらも激しい腰痛を引き起こします。