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腰椎分離症

部位:腰   

症状

スポーツをしているお子さんが腰痛を訴える場合真っ先に考えるのがこの疾患です。

腰痛が主症状ですが、運動している間は比較的腰痛が治まっており、運動後に痛みが強くなります。スポーツからかえって来てから家で痛がることが多いです。正座をしていると比較的症状が軽くなります。

20歳以降では腰痛のほかにお尻から足にかけてのシビレや痛み生じることがあります。

原因と病態

小学生から中学生にかけてスポーツにより発生することが多いです。

腹筋や背筋のトレーニングのしすぎで腰椎の一部が疲労骨折を生じることが原因です。

下肢の柔軟性が低下していると、腰に負担が集中しやすく骨折してしまうのです。

骨折部分は腫れて近くを通る坐骨神経を圧迫すると下肢のシビレや痛みを生じるようになります。

診断

レントゲンでわかる場合はすでにかなり進行しています。

この疾患を疑ったら積極的にCTをとり早期の発見に努めます。MRIでは分離を生じる以前に発見できることもありますが、画像の分解能ではCTの方が勝りますので当院ではCTを優先して検査しています。

治療

初期の場合は、硬性コルセットを装着して腰の伸展を抑制します。スポーツは休止していただきます。これにより3から6ヶ月で骨癒合を得られる場合が結構あります。

進行期や慢性期の場合は、コルセットを付けてスポーツを休んでも残念ながら骨癒合が得られない場合が多くなります。さらに腰椎にずれを生じるすべり症が発生する危険が大きくなります。この場合は軟性コルセットを装着しスポーツに復帰します。

基本的にクラブ活動は休止しても学校の体育はしていただいています。長期に体育を休むことで進級できない場合があるからです。

成人になり発見された場合は、体幹の筋力強化を行い安定性を強化します。

下肢症状を伴う場合は、ブロック治療を併用します。メタボの方はダイエットも効果的です。