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上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

部位:肘   

症状

肘の外側が痛くなります。ラケットを振ったり、はさみを使ったり、物をつかんで持ち上げるとき、雑巾を絞る時などに痛みが強くなります。何もしない時は痛みは通常ありません。

原因

肘や手首の使い過ぎで起こります。

①橈側手根伸筋:手首を手の甲側におこす働きをします。

②短橈側手根伸筋:①と同様の働きをします。

③総指伸筋:指を伸ばす働きをします。

以上3つの筋肉が肘の外側にある骨(外側上顆)にくっついています。この骨を筋肉が引っ張ることで炎症をおこし痛みを生じます。

診断

以下をためして痛くなるようならこの疾患です。

  • チェアテストChair test 椅子の背もたれをつかんで持ち上げると肘の外側が痛い。
  • 中指伸展テスト 医師が中指を上から押さえるのに抵抗して、患者さんに肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらうと肘に痛みを生じる。
  • トムゼンテスト Thomsen test 患者さんには肘を伸ばしたまま医師の力に抵抗して手首を手の甲側に曲げて、医師は手首を手のひら側に曲げようとすると痛みを生じる。
  • 回外ストレステスト 患者さんは、肘を90度に曲げて医師と握手をする。患者さんはその手を天井に向けるように力を入れ、医師はその手を床に向けるようにねじると痛みを生じる。

レントゲンで、肘の外側に石灰がたまっている場合もあります。

超音波診断装置で、炎症所見が見られたり、石灰が確認できたりする場合があります。

治療

手首や肘の使い過ぎのことが多いので、原因になる動作を減らします。

スポーツが原因の場合、運動量を減らし運動の後は痛くなる部分を十分にアイシングします。

テニスエルボーバンドや手首を固定する装具を使用します。

痛みが強い場合は、ステロイドの局部への注射を行っていますが、何度も注射することはお勧めできません。注射をしても再発する場合は、理学療法士による治療をおすすめしています。超音波やレーザーによる物療も合わせておこなっています。