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肩関節拘縮

部位:肩   

症状

肩が挙上できなくなります。肩を挙上しようとしても痛くてできません。

安静時には痛くありません。長期間肩が痛くなっていたあとにこのような状態になることがあります。

原因と病態

五十肩など肩が痛くなる疾患を長期間患っているうちに、肩の関節が固まってしまうことが原因です。肩周辺のケガ(骨折や腱板断裂)の後に固まってしまうこともあります。

肩はとてもゆるい関節です。そのため動く範囲が非常に大きくともすれば脱臼してしまいます。

動く範囲が広いのは、日常生活に大変便利なのですが、いつも使っているからこそ維持できる機能で、痛みのため動かさないでいるとすぐに硬くなってしまいます。硬くなる原因は肩の周囲の筋肉、靭帯、腱、肩を包んでいる袋(関節包)が縮むことによります。

診断

肩の挙上ができない状態が続いていればそれは理由を問わず拘縮です。

通常MRIを撮る必要はありませんが、肩の痛みの原因になった疾患がすでに治癒ないしは落ち着いているかを確認するために撮影することがあります。

治療

腫瘍や骨折などがあり肩を動かしては行けない状態がある場合は原因疾患の治療が優先されます。

腱板断裂などで痛みを生じた場合は、拘縮の治療のほうが優先されます。

治療は、理学療法士によるリハビリをおこない肩をゆるく戻してゆきます。この際にある程度痛みが伴いますので、鎮痛剤の併用を行います。

当院では、どうしても拘縮が強く動かすことができない方に対して、肩から腕に麻酔をかけて肩を一気にゆるめる授動術をおこなっています。