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野球肩(投球障害肩)

部位:肩   

症状

野球やテニス、バドミントン、バレーボールなど頭より上でボールを投げたり、ラケットを振ったりする動作(オーバーヘッド動作)で痛みを生じる疾患です。安静時には通常症状がありません。

16歳から40歳くらいの年齢の方に多く見られます。

原因と病態

野球のボールに高速のスピードを与えるためには、それ相応の力が肩や肘にかかることになります。ボールに与えられるエネルギーの半分は上半身から、もう半分は下半身の前進運動や回旋運動、胸椎のしなりから与えられます。

正しいフォームで投げていないと肩に過度のストレスがかかり上方関節唇損傷腱板損傷を引きおこしやすくなります。投球障害肩の原因の多くはこの2つであると言われています。

診断

診察としては、Crank test, O`Brien test, Hawkins impingement sign, 90度外転最大外旋テストなどを行いあたりをつけます。

その後当院では腱板の損傷を超音波診断装置で、関節唇の損傷はMRIにて検査します。

治療

ほとんどの野球肩はリハビリを行うことで改善します。

フォームのチェックから始まります。「肘下がり」「アーム投げ」「胸の張り不足」などチェックしなければならない点は多数あります。ビデオに撮りチェックをおこなってゆきます。

特に、肩甲骨と上腕骨の軸のズレ、股関節の柔軟性の低下、胸腰椎の柔軟性の低下はパフォーマンスに大きな影響を与えます。

同じスピードのボールを投げるなら、最小限の体の負担で投げられたほうが良いに決まっています。そのためにフォームの改善とストレッチ、筋力強化を行います。

しかし、痛みが強く関節唇損傷や腱板損傷が軽度ではない場合手術が必要になる場合もあります。その際には、肩関節手術に精通した病院をご紹介しています。